システムを操作するためには、ユーザーが操作するための画面(UI)が必要です。
UIの設計は、システムを使ってもらうために最も重要です。
UIの設計で考えないといけないのは、「コンセプト」です。
コンセプトとは、解決したい課題に対して大切にしている考え方のことです。
メールソフトを例を出しましょう。GmailとOutlookではインターフェイスが全く違います。Gmailはシンプルな唯一のやり方を好む方向で作られています。Outlookの場合は、設定内容の多さ、カスタマイズする幅の広さに重きをおいています。
どちらが良いか悪いではなく、メールを処理するために大切なことは何であるかというコンセプトによってUIのあるべき姿が変わります。
そして、システムを作る・導入するのに最も難しいのが、コンセプトの明文化です。
「なんでこうなっているんだろう、よくわからないけど、もっと良いやり方があるはず」という漠然とした不満、お持ちではないでしょうか?
その不満を紐解いていけば、良いコンセプトが生まれます。
未知の良さを伝える唯一の方法は、ユーザーが解決したいことを理解すること。
弊社が得意としているのは業務用途のシステム開発です。
仕事で使うシステムは「ミスをどう防ぐか」が重要になります。
ミスを未然に防ぐには恣意的な判断を減らしルール化することが必要です。
担当者ごとに作業方法が違う、習熟度によってチェックや確認のレベル差がある、この顧客だけ例外的な処理が必要など…
それらをどうやって簡素なルールに落とし込むかという業務設計を、対話した上で決めていきます。
以下の点を特に重要視しています。
システムの場合、コンセプトを具現化するにはシステムを実装する開発スキルがないと何も出来ません。様々な技術が必要となります。
医者のようなもので、外科・内科・眼科・耳鼻科という格好で専門性によって細分化されています。
当社は「UIを作る技術」の専門性を高めたいと考え、特にFlutter, TypeScript(T3 Stack)に力を入れています。
もう1つ力を入れているのが、ITプロジェクトを立ち上げる技術です。
“覚えておいてほしい。価値のある、使いやすい、実現可能な製品として作られるべき何かを与えられなければ、
どんなにエンジニアリング部門が優秀でも意味はない。”
「Inspired: 顧客の心を捉える製品の創り方」という本の一節です。
みなさんのITプロジェクトが失敗してしまう(意図しない結果を生んでしまう)主因は
システムに必要なニーズを整理できておらず、推進力を失ってしまうからです。
適切なアウトプットの形式を決めることで生産的な議論ができ、その結果、ITプロジェクトを成功裏に導けると考えています。
クオリティスタートのTMU、いかがでしたでしょうか?
当社のお客様のお声で、エンジニアと対話ができることが大きいと仰ってくださることが多いです。
提案が出てこない、話がうまく伝えられなかったご経験があれば、是非一度当社にお問い合わせください。
ユーザーに向き合うことを楽しむエンジニアがお話をお伺いします。