ITが本業でない中小企業にとっては、ITエンジニアが社内にいないことが普通です。ソフトウェアを作る機会がないので当たり前です。ITエンジニアのような専門家がいないので、ITツールの情報を集めて比較検討をしようにも、顧客や取引先からの口コミ等に頼らざるを得ないのがほとんどだと思います。
ネットで検索して業者を見つけて問い合わせるケースは極めて少ないです。理由は単純で、「自分たちの課題を解決してくれるであろうプログラムのようなもの」を検索するのが難しいからです。知見のない分野の情報を自力で集めるのは無理がありますので、書籍に頼ることが多いです。
「在庫管理」とか「顧客管理」のように、大きく言えばそういう言葉なのだろうけど自分たちの課題との距離があります。また、出てきたページをクリックしても、機能の説明やイメージ図などが多く、導入までの流れや価格も明記されていないケースも多いため、問い合わせしよう!と動機づけがなされません。
私が独立したきっかけになったのも、「プログラムで解決できる問題なのに、プログラムの相談だけが出来る専門家が中小企業のまわりにほとんどいない」というアンマッチを強く感じたから。そのアンマッチを生み出している最大の理由は、発注者にあります。ITが本業でない中小企業である皆様です。
プログラムで業務課題を解決する人材が周りにいないので「プログラムで解決した経験」がなく、業務上の不都合や新しい試みを「このようなプログラムで解決したい」と明文化できないので、何が正しい答えなのかわからない。ソリューションは星の数ほどあるのに選べなくなります。知見がないからです。
プログラムで業務課題を解決するというのは、ITありきで考えるべきものです。こういうプログラムを持ったサービスを使えばいいのではとか、このExcelをこう変えたら一気に楽ができるよねとか、そういうやり取りが必要になりますが、社内に専門家がいないので「こういう機能を持ったプログラムを作ればいいよ!」という方向性が見いだせません。
なので、プログラムで業務課題を解決するスキルを持っている私どもが、いわばDXを実現するための顧問となり、時にはプログラムの開発を行うことで、業務課題を解決するプログラムをご提供しています。
「ゼロベースでこういうITがいいよね、でも安価で」という前提に立って助言やプログラム開発などをしている会社は、多くないです。一般的な開発会社は開発することを前提にした工数積算で見積もりを出しますので、助言や調査というビジネスを展開していないと思います。
私どもは、工数積算はしません。業務課題を解決するプログラムを見出すのが目的なので、開発が前提ではないからです。また、そのプログラムもいくつかやり方があることが常です。
プログラムの相談だけがしたい、そこでディスカッションして方向性を見出し、予算をかけるべきか考えたいというお悩みに答えることが出来ます。お気軽にご相談ください。
業務改善コンサルティングメニューのご案内
ただただ自社の相談だけを専門家にぶつけて情報を収集したい、課題を整理したいお客様へのサービスです。Zoomでお話を伺いながら、私どもがリアルタイムで議事メモを用意し、数日後に納品して終了となります。
議題が特になければ、私どもがいつも使うヒアリング項目を元に深堀りします。社内の予算取りの一助に使って頂いたケースもあります。まずはお話を伺わせてください。
顧問(アドバイザリー型)のコンサルティングです。定例の打ち合わせ、メール・電話などでの質問によるアドバイスを組み合わせた顧問契約です。ある程度、自社でIT活用が進んでおり業務改善を自立的に推進できる体制が整っている企業が、業績改善やIT運用サポートを得るためにお使い頂けます。
当社に業務改善コンサルティングを依頼頂き、業務分析〜業務課題抽出〜構想立案〜IT導入支援までを一式でご依頼頂く場合です。業務を変えて根付かせるためのIT導入を支援致します。IT導入は別の会社にお願いされるケースでも全然OKです。その会社さんから最高の支援を頂ける等尽力します。
このご依頼の場合、価格にブレが生まれやすくなります。理由はIT導入の支援の幅にあります。成し遂げたい成果を得るために、入れるべきツールが違うことがまずあります。また、ツールを導入するだけでなくデータを入れて業務にあった設計を行う必要があったり、カスタマイズによってプログラムを追加する必要があるなど、アナログな作業の振れ幅があるためです。
適宜その都度の予算感は申し伝えますので、調整しながら進めていただいています。