他にない、上質なITを

Column

ヒットなしで点を取る野球=「生産的なアウト」を積み重ねる


Pocket

スモール・ベースボールという言葉があります。端的には長打に期待すること無く、機動力や小技を駆使してランナーを確実に得点圏まで送り届け、長打ではなく単打やヒットなしでも得点を上げることに重きを置く、ゲーム戦術の1つです。

WikiPediaで調べた見たのですが、非常に面白いことが書かれていました。

スモールボールの思想の根幹を担うのが“アウトの生産性”という概念である。スモールボールでは、アウトには生産的なものと非生産的なものの2種類があると考える。生産的アウト(Productive Outs)とは、犠打や進塁打、犠牲フライなど走者を次の塁に進めたり得点をしたアウトのことである。スモールボールでは、いかに生産的なアウトを多くするかを重要視する。これは選手の査定にも反映される。[要出典]

アウトの生産性という考え方は確かに重要ですが、進塁打や犠打が有効になるのはランナーがセカンド→サードに進んだ時だけです。理由は単純で、セカンドからランナーを返すにはヒットを打つしかありません。チーム打率が.250とすれば、4回に1回しか得点できない計算になります。

得点チャンスの違い

ランナーがサードにいる時と、セカンドにいる時。得点することができるケースがこれだけ違います。

ランナー二塁

  1. 安打

ランナー三塁

  1. 安打
  2. 内野ゴロ
  3. 犠牲フライ
  4. スクイズ
  5. パスボール
  6. ワイルドピッチ
  7. (押し出し)

見ての通りで、セカンドまでなら原則ヒットを打つしかないのに対し、サードまで行けば守備のミスを絡めてヒット無しで点がとれます。

私はセカンドにランナーを進めるための送りバントは、極力少ないほうが好みです。初回で確実に先制点を取りたい、8回裏に1点取れば勝ち越せるなどという状況であればわかりませす。無死1,2塁→1死2,3塁にするのも、よくわかります。それ以外の送りバントは併殺打になるというリスクを回避するだけで、相手にあまりプレッシャーがかからない。なので、「この1点はあかんで」という局面以外は、ヒッティングで良いんじゃないかと思っています。

セカンドに進めておいて点が入らないのは打力不足であり、監督の采配ではないでしょう。得点圏にランナーを送り込んだ以上、あとは打つしか無い。でも、「オレが打たねば」とプレッシャーがかかるのは辛いので、負荷分散したいですね。山田→バレンティンでチャンスメイクして無事死亡っていうシーン、2017年は特に多かった。

送りバントよりも2回に1回は成功する盗塁を全面に押し出せるような野球ができることが、生産的なアウトを増やせる前提条件なのではないでしょうか。

(photo by [slgckgc] )


おすすめ記事

最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらの記事にご興味を持っていただいた方には、こちらの記事もおすすめです。

執筆者について

著者

(株) クオリティスタート 代表取締役

湯本堅隆(YUMOTO Michitaka)

略歴

1979年生まれ。ISPの電話サポートのアルバイトをきっかけにIT技術に興味を持ち、2003年にアイ・ティ・フロンティア(現タタ・コンサルタンシー・サービシズ)に新卒で入社。

SIer在籍期間からブログ「GoTheDistance」でSIerを巡るIT業界のあり方・エンジニアのキャリアについて記事を書き、累計はてなブックマーク数40,000を超えるブログになりました。

「ITを使いこなしたいなら、ユーザー企業は内製すべき」と主張しているうちに、2009年から雑貨卸の有限会社 エフ・ケーコーポレーションで内製化を1人で担当するはめに。メーカー送料ロットのない雑貨卸というビジネスモデルをITシステムを実装することで確立し、経済産業省が主催するIT経営実践認定企業に選ばれました。

「システムを作る人材や会社」はあっても「何が正しいITシステムなのか」を事業会社の立場で考え、デザインできる人材が枯渇している。

この課題を解決したいという思いから、会社を創業しました。

重度の野球好きで、東京ヤクルトスワローズのファンです。


お問い合わせはこちらから