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何百社も見てきたわけではなく数十社のサンプルになるのですが、業務改善コンサルティングの仕事をしていく中で、業務改善を推進していける組織と、ちょっと難しいだろうなという組織の違いが段々と色濃く見てくるようになって言語化できてきました。書いておきます。

課題を創出する力があるか

業務上の課題は、コンサルタントに指摘されなくてもある程度自明なものが多いです。課題と感じることは、大抵「非効率なものごと」が表面化しています。非効率なものごとは、多くの場合手順が煩雑になっているので、手戻りが多かったり、引き継ぎが困難だったり、人的ミス(確認漏れ等)が出やすい。こんなことしてもしょうがないよなぁと思いつつも、社内を動かす力が内部にない。

業務改善を推進できる組織は、表面化している非効率を早めに察知し、課題を明確にして、社内で案件として予算を取っていく人やルートが出来ています。

私ども外部のコンサルタントに何かを依頼するにも、当然予算が必要です。予算を取るには課題を解決する必要性/必然性をまとめて、予算を取る必要があります。

例えばですけど「〇〇であれば昔一緒に仕事をしたXXさんが詳しいんで、相談してみます。」であったり、ミスが発覚したときに間に入って「システム化するなり手作業をマクロに置き換えるなどが必要だと思います」であったり、課題に対して対応策の方向性を見いだせる力=課題を創出して前に進む力がないと、はじめの一歩が踏み出せません。

リーダーシップを発揮できる環境があるか

これもう企業組織の宿命で、物事を変えるにはトップダウンが大原則。ボトムアップで突き上げていっても権限の問題があります。変える力を持った人が適切な立場に置かれているのかどうか。その配置は、上の人間にしか出来ません。

現場は出来る限りの最善(新たに人を入れるでも、ツールを導入するでもなく、自分なりのやり方を考えて残業も厭わず、求められたアウトプットを出す)を尽くしています。業務改善が出来ていないのは、現場が手を抜いているからだ、そんな事を言う人はいない。逆だと思います。仕事のさせすぎだと感じています。

現場はすでに最善を尽くしていて、問題があるとすればやり方と仕組み。それを変えうるのはリーダーだけです。

このリーダーの育成というのが、なかなか出来ない。リーダーシップも多義的な言葉なので分解すると沼にハマりますけど、共通している点があれば「課題を解決するために、他人に対し、組織に対し、アクションを促せる力」だと考えています。その場に集まった人同士をチームとして結束させ、ゴールへの道を見いだし、未知の課題を解決するためのアクションを促す力は、前例のない取り組みをさせることでしか身につかないと考えています。

なので、リーダーシップは経験年数で判断できるものじゃない。25歳で充分にリーダーシップを発揮できる人もいれば、50歳でリーダーシップを発揮してきた経験が少ない人もいます。その理由は別の話になるので割愛しますが。

前例のない取り組みをやらせてみるのは難しい? そんなことはないです。今ある仕事の内容を少しでも変えることが出来たら、それは前例のない取り組みを突破したことになります。

業務改善のビジョンが共有されていない

現場の課題は認識できているけれど、それをどうやって解決したらよいかの見当がつかない場合。これも前例のない取り組みあるあるです。前例がないので社内に知見がない、知見を残したいたけどどこから初めていいかわからない。そこでぐるぐる回っている組織も結構あるなと感じました。

こういった場合、業務改善を推進するコアメンバーの準備不足が原因にあるように感じます。

  1. 業務改善をしないとどんな不利益が起こるのか?
  2. 業務改善を行うと、その不利益はどうやって解消されるのか?
  3. 業務改善のために、何を変えなければならないのか?
  4. 業務改善のビジョンを、共有できているのか?

特に大事なのは業務改善ビジョンの共有で、しっかり調べて作り込んでから現場に意見を聞いて予算取ろうと構えすぎてしまい、時間が過ぎて機運が立ち消えになり振り出しに戻るという。不利益の解消をどう行うかを背負うのではなく、意見を求めていく、助けを求めていく。別に迷惑を掛ける話じゃないのですから、どんどん意見を求めていけばいい。その姿勢は誰かが見ていて、どこかで表面化して前に進むものです。

業務改善の難しい点は、最終的に人の問題に行き着きやすいこと。育児と一緒で、自分の子供と他所の子供を詳しく比べても良い決断が出ずナンセンスであることに近いです。

ビジョンが出来て企画を立てても、まだ何も始まっていない。その次はリソース(人材は内部でいいのか外部の人材を使うのか、ITソリューションはどうやって調達するのか、そもそも予算はいくらを見積もっておけばいいのか)を調達する問題があり、それらをやっつけることで、やっとスタートライン。

業務改善はなかなかに大変な行いで、推進力が求められます。推進力が欠けていると感じておられるのであれば、まずは社内コミュニケーションを増やしてください。「言える環境」が大切です。

業務改善コンサルティングメニューのご案内

90分限定カウンセリング
30,000円
(税抜)

ただただ自社の相談だけを専門家にぶつけて情報を収集したい、課題を整理したいお客様へのサービスです。Zoomでお話を伺いながら、私どもがリアルタイムで議事メモを用意し、数日後に納品して終了となります。

議題が特になければ、私どもがいつも使うヒアリング項目を元に深堀りします。社内の予算取りの一助に使って頂いたケースもあります。まずはお話を伺わせてください。

お申込み後、日程調整のメールを送ります。
90分限定カウンセリングのお問い合わせ
業務改善コンサル(顧問)
100,000円 / 月
月額定額です。税抜です。

顧問(アドバイザリー型)のコンサルティングです。定例の打ち合わせ、メール・電話などでの質問によるアドバイスを組み合わせた顧問契約です。ある程度、自社でIT活用が進んでおり業務改善を自立的に推進できる体制が整っている企業が、業績改善やIT運用サポートを得るためにお使い頂けます。

お申込み後、日程調整のメールを送ります。
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業務改善コンサルティング
600,000円〜
すいません、価格にブレがあります

当社に業務改善コンサルティングを依頼頂き、業務分析〜業務課題抽出〜構想立案〜IT導入支援までを一式でご依頼頂く場合です。業務を変えて根付かせるためのIT導入を支援致します。IT導入は別の会社にお願いされるケースでも全然OKです。その会社さんから最高の支援を頂ける等尽力します。

このご依頼の場合、価格にブレが生まれやすくなります。理由はIT導入の支援の幅にあります。成し遂げたい成果を得るために、入れるべきツールが違うことがまずあります。また、ツールを導入するだけでなくデータを入れて業務にあった設計を行う必要があったり、カスタマイズによってプログラムを追加する必要があるなど、アナログな作業の振れ幅があるためです。

適宜その都度の予算感は申し伝えますので、調整しながら進めていただいています。

お申込み後、日程調整のメールを送ります。
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